エステルちゃんを守りたい

『田中のアトリエ』のエステルちゃんへの愛を綴ります

エステルちゃんに対する好感度推移

※注意 
この記事は『田中のアトリエ』本編のネタバレが多数含まれています。
できれば本編を『不死王編』まで読んでから読んでほしいです。

あと、長いです。 

 

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これを見てほしい。
最小値を0として最大値を100にした場合の、
私のエステルちゃんに対する好感度の推移である。

そう、最初はマイナスの値だった。
0を下回っていた。
ぶっちゃけエステルちゃんを嫌っていました。

 

1巻エステルちゃん
このクソビッチ許さねえからな。
しかもなんか最後、アレンを容赦なく振ってるし。
どうせこのまま主人公に惚れるんだろ? 
惚れるのは構わないけど前の男にすぐ冷たくしだすのどうなの? 
女のリアルさ全開で辛いわ。
まあ以降は主人公にツンデレなアプローチをかけるけど、全然報われない脇キャラにでもなるんだろうなあ。
こんなの放っておいて、
早くエディタ先生と仲良くならないかなあ(1巻時点ではエディタ先生派だった)。

 

■2巻エステルちゃん
全然ツンデレなアプローチじゃなかった……。
デレデレのド変態だった。
容赦なく体を与えようとするし。


あ、でもここまでハイテンションなビッチ性を押し出されるとなんか逆に許せてきたぞ。
「結婚結婚」叫ぶエステルちゃん、ちょっとかわいく見えてきたな……。
ていうか2巻10Pのソファに座ってトロ顔してるエステルちゃんの挿絵、ちょっと良すぎるな。


もしかしたら悪い子じゃないかもしれない。
面白い子なのかもしれない。
1巻の評価は改めるべきかもしれない。
あ、それはそれとしてエディタ先生かわいい。嫌そうな顔で足組んでるのがグッド(2巻時点ではエディタ先生派だった)

 

■3巻エステルちゃん
グラフをもう一度見てほしい。
2巻→3巻でいっきに好感度ポイントが40上昇していますね。
つまりそういうことです。
この3巻がターニングポイントでした。
この3巻で田中ヒロイントップに躍り出た。


この子、田中のことが本当に好きなんだなあと。
助けられたという吊橋効果で一時的に惚れているだけじゃなくて、
命がけで好きなんだなあと。


再開したあとの「セックスしましょう。ずっと入れたままが良いわ」という発言がすごく良い。愛という情動が溢れすぎている。


不浄の鱗を舐めてロリゴンを感じさせる面白シーンも常軌を逸したセックスアピールも、エステルちゃんのビッチ属性があるからこそ成り立つのだろうなと思った。


普通の処女ヒロインや処女ビッチヒロインだとまずできない一歩先の「むきだし」行為をできるところが彼女の魅力だと気づきました。


あと、この巻でようやくエステルちゃんの男装ツインテール姿お披露目。
ツインテールを田中に褒められて頬を赤らめているエステルちゃんと、番外編で田中に抱っこされて空を飛んでるエステルちゃんのイラスト最高。

 

■4巻エステルちゃん
3巻でエステルちゃんに落ちたので、あとは一直線ですよ。
彼女が出てるシーンは全部好き。


火傷したソフィアの傷を親身に治すエステルちゃんを見て、この子、とても面倒見が良いよなと思いました。
田中の社会的地位(爵位授与まわり)も横車を押してでも上げてくれたし。


あとはなんだかんだアレンと連絡を取っているという事実が出たときは、ほっとしました。
「惚れるのは構わないけど前の男にすぐ冷たくしだす」という1巻の悪印象が払拭された感じ(一応2巻でアレンには「仲間に向ける感情」はあると言っていましたし)。
打算的にアレンを切れないところがエステルちゃんらしくて、とても良い。


またこの巻ではエステルちゃんの非処女性を縦ロールがディスる場面がありますが、ここらへんの部分はまた別のエントリーで言及したい。


そしてここでリチャードさん登場。
田中のサブ男性キャラで一番好きです。


フィッツクラレンス家のエピソードは田中の各エピソードの中でもトップレベルで好き(さっきから好きしかいっていない)。


だが、ラストは……このままエステルちゃん放置していっちゃうの!?
5巻にゴッゴルちゃんという新キャラが出てくることは知っていたので、
ああーこのままゴッゴルちゃん話に移行するから、
エステルちゃん周りはいったん切り離す感じかというのは理解しましたが。

なんかすげえ寂しかったです。

 

■5巻エステルちゃん


5巻にエステルちゃんは、いない。


でもゴッゴルちゃんは大変可愛かったです。
私はロリゴンも先生もゴッゴルも好きです。
田中のキャラはみんな好き(2巻で陵辱拷問の上処刑されたリリシアちゃんも好き)。


ちなみにゴッゴルちゃんと魔法陣の上で別れるところは田中史上2番目にシリアスな場面だと思う(1番は不死王編のシャブゴン)。

 

■6巻エステルちゃん
好感度リセット。そして、記憶喪失エステルちゃんの田中dis発言。
田中はショックを受けていた。私もショックだった。


2巻からずっと田中の隣に立っていたのは彼女だったので……
一生、隣に立ってくれていると思って読んでたし……
彼女の逆セク発言がなくなった田中は思った以上に心寂しい……

 

なんというか、

自分は領地開拓までの二人の距離感が好きだったのだなと、改めて気付かされた。


それまではただ単純にエステルちゃんのことを一ラノベヒロインとして推していたのですが、ここにきて一ラノベヒロインという枠を超えて、もっと別種の何かを彼女に感じるようになった。

 

この巻ではやはり、

3人の生徒を守るために下半身潰すエステルちゃんがカッコいいですね。


あと、この巻のアレンは田中とエステルちゃんに対するフェアネス精神を発揮してくれたので、私の中で株がどんと上がりました。

 

それと、エステルちゃんってツンからデレへの以降がすぐだったので、
逆にこの記憶喪失エステルちゃんは割と王道な感じでツンからデレへ緩やかに移行したため、今まで見られなかったエステルちゃんの一面を見られた感じがしてよかった。


■7巻エステルちゃん


サキュバスのシーンで飲ませたミルクは田中のものです。

 

■7巻以降
記憶戻った後のエステルちゃんは、健気だよ!
とても健気だよ!

健気すぎていたたまれなくなるよ!


2度も過ちを犯したから隣に立つ資格を放棄するのがとても彼女らしくて、
それでも聖女を簀巻きにする行動力も記憶喪失前のエステルちゃんらしくて、
エステルちゃんようやく復活って感じだった。


でも大聖国以降、まさかあんなに長く記憶喪失の件を引きずるとは思わなかったぜ。


結果的にしょうがないとはいえ、
記憶喪失前と違って、田中ヒロイン勢力の中ではサブに落ちたような印象を抱いてしまったので(エステルちゃんへの思い入れが強すぎるあまりの、ちょっとした被害妄想かもしれませんが)、
魔王編終わるまでずっともやもやしたものが残り続けた。


まあ彼女は人外じゃないから(半分人外だけども)、
ロリゴンやエディタ先生vs魔王みたいなスーパー人外対戦では活躍できないのは、わかるけれども。

 

あ、武闘会編のエステルちゃんの戦いは全部良かったです。

壁に勝ってほしかったぜ。

 

■不死王編
最小値を0として最大値を100にした場合の、
私のエステルちゃんに対する好感度の推移はここで100を超えて外宇宙に突き抜けました。

 

この不死王編を読み終えた結果、
エステルちゃんは僕の中で、全ラノベで一番好きなヒロインとなりました。

 

「だって、どのような未来であっても、私は必ず貴方を射止めて見せるもの」
「このお腹の膨らみは、その時まで貴方に預けておくわ」

 

妊娠エステルちゃんのこの2つの台詞は、
田中史上もっとも好きな2つの台詞です。


神々しさすら感じる。


「思い起こせばこの子には、いつも劣等感と恩義を感じてばかりである。」という田中の地の文を読んで、ようやく田中が彼女をロリビッチと呼んで蔑もうとしていたその理由の本質が見えた気がした。

 

そしてエステルちゃん妊娠のあとの「不死王 五」


泣きました。


こんないい女、どこにもいねえよって感じ。


記憶喪失もようやく一段落したので、やっと心のもやもやから解消されました。

 

エステルちゃんまた部屋を尋ねろ。すぐに尋ねろ。何度でも尋ねるんだ。いいね。

 

※余談ですが、妊娠世界のエステルちゃんのお腹を嬉しそうにさするロリゴンという描写を読んで、僕の中でロリゴンの好感度も急上昇。

あとロリゴン以上に未来のシャブゴンが好き。

『も、もっとっ! もっと触るっ! ぎゅってするっ!』はマイ・フェイバリットロリゴン台詞。悲痛な感じがとってもグッド。

 

そして、不死王編を読んだあとに書籍版の初回限定6巻を買ってビッチダイアリーを読み、削除された個別ルートも読ませていただきました。

 

そのあと一週間ほどエステルちゃんのことばかり考えてしまいほとんど眠れなくなり、仕事も手につかなくなり、飯も喉を通らなくなってしまった……。

 

やばいと思ったがエステルちゃんへの想いを抑えきれなかった。
結果的にこんなブログを初めてしまいました。

 

ちなみに、Twitterにも書いたのですが、
元々私はアイマス櫻井桃華のPで(今もです)
またのんき先生の「ももいろカルテット」にはまり、
そこからまたのんき先生がイラストを描いてる西野を知り、
西野を読んだらはまり、カクヨムの方も全読。
ぶんころり先生のテキストをもっと読みたいと手を出したのが田中だった。

そしてエステルちゃんにたどり着いた次第です。

西野についても機会があったら長い感想を書いてみたい。あちらもとても好きな作品なので。

 

それでは、今回はこのへんで。